院長メッセージ
最近の発熱外来で気が付いたこと
院長のひとりごと
最近の新型コロナウイルス、少し以前と異なる印象があります。
以前は、熱が出る数日前、PCR検査で陽性となる数日前から、周囲に感染力を発揮し、つまり、新型コロナウイルスに感染した方が、症状が出る前日に接した方にも、感染が広がっていました。
しかし、最近は、皆様が、ご自分で検査キットを使って検査をされます。
風邪症状を感じて、当日または翌日に検査キットを使ってご自分で検査しても、結果は「陰性」。
でも、症状がよくならないと、発症から3日目になって当院発熱外来を受診されると、その多くの方は「陽性」です。
まるで、症状が発症してから、検査キットで陽性になるには、2~3日の日にちを要するような印象です。
風邪症状を自覚すると、すぐに検査をしたくなる気持ちはよくわかりますが、当日や翌日に「陰性」でも症状が続く場合、もう一度3日目くらいに検査キットを用いて検査すると、「陽性」ということもあります。
それでも陰性だったら、病院を受診、ということでも良いのかもしれない、と思うこの頃です。
また、コロナワクチンを打っている方は、症状が軽い方が多く、発熱しない方もいらっしゃいます。「熱はないけど、喉が痛い」といって喉をみたら、「あ、これ、コロナ患者さんのノドだ」、検査で「陽性」ということも。わたくし太組には、診察をせずに診断、処方というオンライン診療は、無理だな~、と実感した次第です。