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板橋区四葉 女医による内科 生活習慣病 漢方治療

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院長メッセージ

ノドが痛い、当日にお薬を飲みはじめたい皆様へ

院長のひとりごと

11月から近隣の薬局の処方箋受付時間が19:30となりました。太組の診察がマイペースなため(いわゆるノロマ)、診察2時間待ちの日は、診察終了時刻18:30よりも1時間も前の17:30に診察を受付けても、当日処方をもらうために、たくみ内科から30分以上はなれた薬局まで行かなければならなくなってしまいました。


 薬局が終わってしまう!とわかっていても、診察をスピードアップできない、困った太組です。兎にも角にも、『薬だけくれればよいのだ』という患者さまには、全く、たくみ内科はお勧めできません。


 ところで、『ノドが痛い』という患者さまは、お気をつけください。皆さま、『ノド』ってどこを考えますか? 患者さまに痛い場所は口の中ですか?とたずねると、ほとんどの方がノドぼとけ周辺の首をおさえて、この辺り、とおっしゃいます!


 実は、内科でかぜ症状を診察するときは、口をあ~んと大きく開けて舌圧子(へらのようなもの)で舌を抑えて、口の奥のほうを観察しますが、このとき観察できているのは、扁桃腺と、口をあけたその突き当たりまで、つまり、実際に痛みを感じている場所を、内科では全く観察できないのです!しかも、口の中の粘膜の状態ではさほど粘膜も赤くないのに耳鼻咽喉科で診ていただくと、抗生物質やとても強い薬が処方されることがあります。太組の結論は、『口の中の粘膜を観察しても、その奥のノドぼとけ辺りの粘膜の炎症は推察できない』『手前より奥だけ炎症が強いことがある!』というものです。私なら、ノドが痛い!と思ったら、ためらわずに耳鼻咽喉科に受診します☆


 鼻も同じです。鼻水は鼻の手前にたまったものしか出てきません。鼻の奥に炎症が強い場合も、こじれると副鼻腔炎(蓄膿)になっていまいますが、内科では全く観察できず、鼻水が透明なのに、耳鼻咽喉科で見ていただくと、強い抗生物質が処方されることがあります。鼻の奥の方の炎症が強いということです。


  つまり、かぜ症状で重要な、『ノド』=ノドぼとけ周辺や鼻の奥は、内科ではまったく観察できず、舌圧子で口の中 を観察した様子で、推察して薬を処方していることになります。


 『咳が出るから、内科に来た』という方も多くおられますが、咳がどこから出ていますか?とたずねると、胸から出ている方は少なくて、ほとんどの方が、ノドぼとけ周辺の首を押さえて、ここから、とおっしゃいます。先ほども述べたように、内科では全く観察できていません。内科で咳を診断するときは、気管~肺の呼吸音を聴診して、レントゲンを撮ります。


 太組のお勧め、ノドや鼻、ノドから出る咳の症状は、まず『耳鼻咽喉科』、咳が胸のあたりまで深くから出るようになったら『内科』です。


 長い時間待たされた挙句に、「症状のある場所は内科では観察できないので、今日のところはお薬を処方しますが、よくならなかったら耳鼻咽喉科を受診してください」、がっかりですよね。

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