院長メッセージ
都内でもインフルエンザが流行 ?!
ニュースで、連日、都内でもインフルエンザが流行と報道されています。
インフルエンザを「流行」とする目安は、その地区で選ばれた医療機関で、1週間に10人以上のインフルエンザ初診患者さんが訪れた、という報告に始まります。
1週間に10人を超えましたという報告を受けた保健所が管轄する人口が、その都道府県の30%に達すると、流行というのだそうです。
つまり、都内の内、人口の多い地区の保健所に、1週間で10人を超えたという報告が集まると、都内全体に流行していなくても、「都内でも流行」、と報道されるわけです。
この時期はまだ、地域差がある時期ともいえます。
たくみ内科では、小児の診療を行っていないことや、一日に受診される患者様の人数が少ないこともあり、まだ、インフルエンザの患者様は数えるほどで、インフルエンザ流行という印象はありません 。
ですが、今年のインフルエンザはA香港型が流行するようですし、もうすぐクリスマス、年末年始と、いろいろな地域の方が行き交う時期となります。
インフルエンザA香港型には、ワクチンは健常な成人の40~50%しか有効でないとのことですが、インフルエンザは1シーズンに数種類流行します。
全く効き目がないわけではありませんし、予防接種を受けることによってA香港型以外のインフルエンザAとインフルエンザBが予防できることには、大きな意味があります。
持病をお持ちの方や、小児、高齢者にとっては、インフルエンザ予防接種を受けることで、インフルエンザにかかった時の症状が軽くすみ、インフルエンザ脳症や、肺炎の予防ができます。
健常な成人の方でも、自分が予防することで、高齢者や小児、体の弱い方に、インフルエンザを持ち込む機会が減ります。
インフルエンザが大流行する前に、ぜひ予防接種を受けましょう。
当院では、より多くの方に予防接種をお受けいただきたいという思いから、料金できるだけ抑えております。
また、持病をお持ちの方や、どうしてもインフルエンザにかかりたくないというご事情の方には、私自身も含めて、昔ながらの2回接種(1回目の予防接種の後約4週間前後にもう一度、予防接種をする)をお勧めしております。
冬本番に備えましょう!