院長メッセージ
四葉の地で14年目、生活習慣病の診療に向き合って30年以上となりました
四葉の地で診療を始めて、この4月で14年目に突入、生活習慣病の診療に向き合って、30年以上となりました。
生活習慣病を中心とした診療を続けてまいりましたので、それこそ皆様の生活に踏み込んだ診療、10年以上となった方も多く、お身体の経年変化、時にはご家族様にも伴っていただいての診療、勝手に家族の一員の気持ちです。一か所で永く診療する、恵まれた診療の環境、今も通院を続けてくださっている患者様方に、感謝しかありません。ふと気が付くと、40歳前後に初診でお会いした方は50歳代に、50歳前後に初診となった方は60歳代に、心身の状態も社会的なお立場も変わっています。わたくしの親世代の方々も多くおられます。何より、わたくし自身が歳を重ね、以前の当たり前が、当たり前でなくなっていく現実に、日々、向き合っております。
2024年は、大きな医療改正があり、生活習慣病の診療を見つめなおす機会をいただきました。早くに地域医療に携わることになったわたくしは、この30年、ほぼ、生活習慣病の診療の日々でしたが、わたくしのもう一つの専門分野である漢方診療も、同じだけ専念することができました。漢方診療もお身体を丸ごと、診察します。皆様の生活に踏み込んで生活習慣病の診療をすることに、共通する点が多いです。結果、わたくしの中では、いつの間にか、患者様の家族の一員の気持ちになってしまっています。
今年の大きな医療改正、不器用なわたくしは、急に診療を新しいやり方にアップデートすることは、そう簡単にはいきません。皆様とともに、生活を見つめながら、生活習慣病だけを診るのではなく、お身体をまるごと診させていただくのではないかと思います。それならば、せっかくですので、30年以上のこれまでの経験、そしてお一人に対して10年以上、お身体の経年変化を診させていただいた経験を最大限に生かし、自分のできる診療を続けてゆこうと思います。自分の診療を振り返る機会をいただいた医療改正に感謝しつつ、これからも日々の診療に努めてまいりたいと思います。これからも、よろしくお願い申し上げます。